先月の四天王寺さんは、雨、雨、雨でお流れとなりました。(18日の初日のみ晴れ)
・・・なので、久しぶりに老松まで出掛けましたが、土曜日って閉まっている店が多いのですね。何か閑散とした寂しい印象を受けました。
でも、いつもの店は確認していたのでO.K.です。来客もソレほど無いので私的にはノンビリと品定めが出来るのでした。
これで予算が伴えば言うことなしですが、そうはいきませぬ。・・・で、今回はパッと見、伊万里なれど大聖寺の登場となりました。
俗に言う大聖寺伊万里なのですが購入するのは初めてでした。
以前に見た向付のような小鉢はしっかりとした作りですが、この皿ときたら「ペラペラ」と言っていい位の薄い作りでして、この点からも伊万里では無いなという印象を受けました。
業者さんいわく「伊万里とは高台を比べれば分かりやすい」との事ですが、この皿は特に特徴があるようで、角福の中心にが一番盛り上がるように高台が切ってありました。
こんな分かりやすい大聖寺なら良いけれど、前述の小鉢類になると色絵はしっかりと「元禄」を写しているので判りにくい。・・・プライスの安さから「へぇー」なんて事になるのでした。
で、この皿に話を戻すと、やはり柿右衛門を写したにしては絵が窮屈になっている感じ。
時代(明治?)が産業としての大聖寺を生み出したのでしょうか?・・・九谷の輸出物としてはキンキラな「赤絵」があるので、大聖寺は国内向けなのかな?・・・なんて。
大聖寺色絵梅に鳥文皿・・・径152-4×高30×底径90mm.