以前に山茶碗をアップしましたが、その同じ業者さんから同日に購入したのが今回の皿なのです。
ご覧のように複数の欠けは有るわ、大きな割れともとれるヒビは有るわのボロボロの皿なのですが、何気に気になって持ち帰る事になりました。
最初に見たときの印象は「幕末の瀬戸」の陶胎染め付けだと思ったのですが、この点は業者さんの「瀬戸に蛇の目の見込みは無い!」の一言で否定されました。・・・(この業者さんは愛知からの出店なので確かな様です。)
前述のように気になり入手したのですが、この皿には業者さんに思い入れがあるとかで、先の山茶碗よりも高値での購入となりました。
ちょっと、その「思い入れ」が何なのかは判りませんが、まさか亡き飼い犬の御飯皿では無いことを祈るばかりです。(笑)
・・・で、自宅に帰り、この正体不明の皿を繁々と眺めるに・・・どうも安南(ベトナム)ではないか知らん?・・・と、思いが至りました。
確実ではありませんが、軟らかい陶胎と蛇の目から導いた答えです。あっ、それと器自体に厚みがあり、日本の陶磁器とは少し違う印象を持ちました。
今のところ、この皿を使う事は考えていないのですが・・・(傷だらけだしね)・・・相変わらず雰囲気を感じさせてくれるので、食器以外の用途を模索しているのでありました。
安南の皿?・・・径132×高台径60mm.