今年1月の四天王寺さんで見つけた「くらわんか」の皿であります。
以前に書いた記憶があるのですが、四天王寺の骨董市ではガラクタ探しの道順が決まっていて、参道を小学校から折れて墓苑沿いの舗装された道を進むのでした。
そうすると骨董屋さんが出店している通り?に出るのでありました。
この日も「五百均」の店で傷物の正体不明な大徳利を購入して、なにやら「幸先」が良いなぁ・・・なんて気分でガラクタを物色していると、以前から出店はしていましたが縁のなかった店に「コレ」はありました。
埃だらけで真っ黒でしたが「くらわんか」に間違いないよねぇ・・・と、思ったものの、初めての店なので店主の性分なんかが分かりませぬ。
先客の女性が漆器を買ったので、その後から・・・「恐る恐る」値段を尋ねると・・・「千円!」・・・「それ、くらわんかやで!」と、店主の返事。
気分が良かったのか、地方からの出店なのか・・・あまり「くらわんか」に価値を見出していない様子でした。
見ての通り、小傷や擦れ、灰落ちによる傷などありますが、やっぱり「お買い得」ですよねぇ。・・・大阪では。
裏面にも・・・かなり崩れていますが「福」と読めそうな銘があるので、有田系のくらわんかと分かります。
何ていうか、あれだけ骨董市では「ボロボロ」で汚く見えた「くらわんか」の皿ですが、漂白すればこの通り・・・自身で使うには大丈夫なところまでキレイになるのでありました。
・・・あらうれし。
蛇足・・・何ていう図柄なのかなぁ?とクラフトパークの図書室で調べてみると、同じ皿がとある雑誌に掲載されているのをみつけました。でも、残念ながら「くらわんか皿」とのみあり、図柄については書かれていませんでした。(泣)
くらわんか皿・・・径133-4×高35×高台径72mm