こちらの向付は、8月の四天王寺さんで見つけたのですが、、「多分、こんな位かなぁ・・・」と価格までを想像したりして何となく気になっていたのですが、その日は思いっきり暑いし、明治のモノと判っていものを何も買わなくても・・・なんていう葛藤の末、結局、予算も無いしねぇ・・・という事を理由に見送ったモノなのでした。
・・・で、何となく気になったままに9月の四天王寺さんを迎えましたら・・・やっぱりというか、初見の業者さんの下に・・・この向付はありました。
まだ、何だかんだと購入する前でもあり、気になっていたモノでもあることですし、今回は「これいくら?」とスンナリと発することができました。
業者さん曰く、「それ、一個しかないやろ・・・」
ありゃ、予想外のお言葉・・・高く言われるのかなぁ・・・と、ちょっぴり不安が覗きましたが・・・次の瞬間の「3百円!」を聞いて、大喜びで購入しました。(喜)
この向付、最初は「富士山形」だなぁ・・・と思っていたのですが、自宅に持ち帰ってよくよく観察してみたら・・・どうも脚っぽく見えるモノがあるし、「こりゃ、千鳥だわ!」という結論に落ち着きました。(笑)
でも・・・中の風景は「富士山」だよね?・・・って、まだ多少のコダワリはあり。・・・違う?
時代的には画面に肥前の「肥」が四角く囲ってあるので間違いなし。・・・と思う。
少し現代的に使えないのが残念ですが、はずれの向付は形が凝っている割にお安いのでお買い得。・・・というお話でした。
伊万里千鳥形富士風景図向付(明治)・・・最大径113×高54mm