今回もまた老松町で購入した印判の皿(径214mm)でありますが、例によって改装で縮小するゴタゴタに乗じて割引でのお買い物となりました。…でも、この「陶器卸」の印判は図版が紹介されているからか、もしくは比較的珍しいモノなのでしょうか?…小生にとっての印判購入価格の最高を記録しました。
まぁ、この皿を見つけた経緯は、端的に言えば「伊万里の手頃な物が見当たらなかった」ので、普段は余り目の行かない奥にあるショーケースの上にまで神経を使ったので見つけることが出来ました。…という事なのですが、「珍しい」という割には埃を被っていた事から、要するに売れ残っていたので購入することができた。…という訳です。
この広告皿、比較的、明治初期の出来なのでしょうか…裏面まで摺りに神経が行っているのが好印象です。
図柄のUP…一部、手で染めています。
印判といえば、比較的、小皿に手を出すことが多いのですが、特に印判のコレクターという訳でもないので、
サイズに関係なく(予算には限度があります)、気に入った印判で、刷りに破綻が無いものであれば、ボチボチとでも買い足していけば、多少はコレクションとしての体裁は整う可能性はありますかね…。まぁ、何も買うものが無ければ印判も面白い、ということでありますね。(…でも、この皿に関しては、何故か「欲しい」と思ったのでした。)