え~、11月のスタートは伊万里の小皿を予定していたのですが、過去ログに記したように骨董市からの帰路に破片となってしまいました。 …なので、ブログ更新するネタがない!と、困っていたのですが、何とか押入れのダンボール箱の中から探し出したのが、山崎豊子の小説「女の勲章」なのでした。
この頃は、あまり小説なんて読む機会も減ったのですが、かなり以前には道頓堀や周防町の天牛書店で古書を漁ったりしたものでした。…とはいえ、難しいものは読まないで、五木寛之なんかの「読みやすい」小説や、小松左京、星新一などのSFを主に読んでいました。
でも、本て嵩張るし、重いし、という訳で、小説が500冊も溜まるころになると、パニックではありませんが「わぁー!」とばかりに古書店に売却する…という事を繰り返していましたが(2回くらいです。)、どうしても手元に残しておきたかった小説などが押入れの肥やしになるのでありました。
…で、山崎豊子の「女の勲章」(昭和36年初版)、久しぶりに見ました。
山崎豊子といえば、最近でも「不毛地帯」や「沈まぬ太陽」なんかがTVドラマや映画化されていますが、Wikipediaによると、この「女の勲章」も過去には映画化されているようでした。(全然記憶に無いが、そもそも古い本なのでやむなし。作者「あとがき」によると初めて書いた新聞小説らしいです。)
実は、私め、歴史小説を除けば長編の小説は苦手なのでして、結果として、長編の多い山崎豊子の小説って、これしか持っていないのでありました。(まぁ、ドラマ化されるから映像で見れば良いかみたいな感じかな?)
…それと、何故この「女の勲章」が売却されずに押し入れの肥やしになっていたかというと、(あらためて見てわかった?)我が家唯一の「サイン本」なのでありました。
まぁ、今どき、初版本やサイン本にプレミアが付くかどうかは判りませんが、(本の売却は、いつも処分価格なので…)再発見したからには(当分は)大事にしようと思っています。…って、ぼちぼち小説が500冊の在庫に近づいてきたしなぁ… 小説の内容を忘れてしまったので再読してから考えましょう。
因みに、ここ最近は生誕100周年という事で、松本清張の小説なんかを古書店で探していますが、メジャーなタイトル?ではなく、こんな作品あったの?というようなマイナーな小説が多いです。