上本町のデパートから骨董市の案内が着ていたので出かけることにしました。 いつもは案内を貰ってもデパートの骨董市ということでパスすることが多いのですが、この催しでは、以前に上野焼と思って買った小皿が、実は古小代焼であることが判って少しLuckyな思いをしたことがあるのでした。
そんな訳でブラブラと出かけましたが、今回の催し、デパートにしては少々プライスが下がって手が出しやすくなっている印象を受けました。
…でも、まぁ、所詮はデパートの骨董市なので、相変わらず作家モノなどが多かったのですが、中には本当に骨董市で見かけるような数百円のモノもあったりして最後まで思案したのですが、結局、沖縄の壷屋と思しき飯碗(マカイ)だけを購入したのでした。
…で、このマカイ、口径は12cmなので、やはり本来は飯碗だったのでしょうが、手取りが少々重いのを除けば、見込みのざらつきなどの問題もなく、使用には差し支えないようです。(少し歪みがありますが…)
ただ、真贋に関しては気になる点もありまして、手元にある「沖縄のやきもの展」カタログにあるマカイは、一点を除いて端反りになっており、今回のようにスッと立ち上がったモノではないのでありました。
まぁ、今回購入のマカイですが、唐草紋が付されていることと、見込みの白い釉薬や高台内に掛かった釉薬の印象からして、間違いないものだとしても、時代的には大正から昭和初期のものだと考えられますが、気に入って買ったので良しとしよう。
…そうは言うものの、以前にも四天王寺さんの骨董市で購入した沖縄の焼締徳利、通称ウニヌティ(鬼の腕)も、真面目な物だけど戦後の作とされたのがありました。
↓ コレ
コレなんか、たたくと良い金属音?がして、備前でもこんなに焼き締まってないぞ!…なんて、馬鹿な思いつきで買ってしまったのだが、骨董屋さん曰く、「ちょっと口造りが綺麗すぎるのと本物は余り灰を被ってないきがするなぁ…」との事でした。
繰り返しますが、私的には、「まぁ、気に入って買ったので」後悔はしていないのですが、やはり沖縄の焼き物って古い物を探すのって難しいなぁ…とは思いました。骨董類一般にそうですが、昔は沢山あったそうです。
…なので、沖縄の焼き物には再チャレンジなのだ。次回はとりあえず、地味な物を探そう!