先週あたりの「日経プラス1」ので、5万円以下の万年筆を特集していました。
…で、我が家でも万年筆あったよな!…と、引き出しの奥から引っ張り出してきたのが、プラチナ♯3776ブライヤーの万年筆です。 以前より文房具類には興味があって、雑誌などで特集を見つけると、よく購入していたものでしたが、万年筆だけは、成人してからというもの縁が無かったのでした。
この万年筆を購入のきっかけは、会社の上司が「万年筆」を進物にするということでデパートの万年筆売り場までお付き合いしたのがきっかけでした。結果、この上司はパーカーの万年筆を買ったのですが、その折、売り場の人と私との話の中で、「昔、木製の万年筆ってあったよね!」とふうに話題が盛り上がり、そのうち、「廃番やけどメーカーに確認してみようか?」と話が進んでいったのでした。
…で、数日後、「埼玉と北九州にあるけど、どうします?」と電話があり、「じゃあ…」という訳で購入となったのでありました。定価二万円でしたが、廃番ということで2本で3万円位にオマケしてもらった記憶があります。
画像で判るとは思いますが、ブライヤーの無垢のものとラッカー塗装したものがあり、私的には無垢のほうが好きでありますね。(ラッカーは厚く塗ってあるけど剥げるでしょ。)
この万年筆のように木製のモノは、1年位たつと「割れ」るものがあって歩留まりが悪いと聞きましたが、確かに、無垢のものは使い込むうちに微妙に変化している気がしました。もっとも、1年以上経つとこうした割れは無いようです。
こうして買った万年筆ですが、PCを使い始めるとともに自然と使わなくなり、現在では使わない歴10年にもなってしまいましたが、手入れはしていたので現在でも「使用可」となっています。
ちなみに、使っていた頃は、毎日使うために「金銭出納帳」を付けていました。それとインクをカートリッジではなく、コンバーターとパーカーのインクの組み合わせで使っていました。(当時はパーカーのインクが一番良いよ!と万年筆売り場の人が言っており、それに従ったのだ)
そういえば、その当時は「万年筆を集めるぞ!」と啖呵をきったものでしたが、この万年筆を使っているうちに「これで良いやん!」となってしまい、今でも、万年筆コレクションはこの2本だけです。
万年筆って、また使う日が来るのでしょうか?