前に統制陶磁器というのをブログにアップしましたが、今回は、そうしたものではありませんが、おそらく、戦争中を前後して作られたと思われる食器類です。
画像にある5個の飯茶碗ですが、造型が統制陶磁器よりも雑に出来ており(素地自体も粗悪)、その点で、昭和の初めか戦後すぐのものか分からないでいます。 いずれも、口径11.2~11.6、高さ6cm位のものですが、絵付けもどぎついし、絵の具も何だかなぁ…という感じで、本当にこんな食器が流通していたのでしょうかね?。まぁ、出来がこんなのなので、購入価格も50~100円と格安ではあります。
その点、こちらの瀬戸か美濃製と思われるお皿は、ずいぶんと厚く重い造りを除けば、使い勝手自体はよろしいです。(普段使いできるという意味で)
ただ、菊図の皿のほうは歪みがひどくて、かなり真剣に選別した割にはバラバラな印象があります。この皿の場合、デパートの古道具市で購入したのですが、「置き上げ」のような技法が気に入って購入したことを覚えています。デパートなので、確か、1枚400円だったでしょうか?(かなり前の購入なので覚えてない)
鳥さんが印刷された皿は、四天王寺さんで購入したものですが、常連となっている店で、売れ残っていたのを不憫に思い購入したのでした。(こちらも数百円)
何年か前は、こうした皿なんかでも5枚揃えで購入しようと、真剣に選んでいたのですが、結果として雑な造りの食器は使わないことが多いです。…なので、このごろでは良い状態のモノは買いますが、決して「揃い」にはこだわらなくなりました。(でも、正直、良いものは2枚づづは欲しいですが…)