またぞろ、骨董市などで“びみょーなモノ”を買ってしまい後悔しているのですが、この白磁の器もひょっとしたら「どうよ?」と思っているモノであります。
この器、骨董屋さんが市から帰ってきた折に購入したのでありますが、店主いわく「8:2」で李朝と思うけどなぁ・・・という代物でして、小生、一瞬、「李朝かぁ・・・」と手を引き始めたのでありました。何せ、李朝モノといったら新作の偽モノが多くて素人には手が出せないのでありますよ。
・・・ですが、ちょうど居合わせた中国陶磁専門の“かんかん堂さん”が、この立ち上がり方と底面の印象が李朝やねんなぁ・・・と仰るので、「そうか、李朝何や!」と、がぜん興味が湧いてしまったのでありました。
「でも、李朝にこんな形ある?」と“かんかん堂さん”に疑問を投げかけると、「図版に無い形やから良いのだ!」との返答。・・・で、お買い上げとなりました。
しかし、後日、別冊太陽の「白磁」という本に平松洋子さんの特集で使われていた器に「同手」と思われるものを発見。それには伊万里と紹介されておりました。
・・・なので、結局、この白磁の正体は不明のままであります。
伊万里かなぁ・・・?
平松洋子さんって、料理は得意でも骨董は素人臭いし、ひょっとして、贋作の可能性も出てきた?・・・11月はバイオリズムが悪かったのかな?