三田青磁と最初に出会ったのは、デパートに出店していた骨董屋さんだったのですが、その頃は、骨董とは何?という超初心者の頃でして、正方形の小さな小皿が、‥デパート価格!‥で8千円とかしていたと記憶しています。当然、高いモノだなぁ…と思った訳ですが、いま思えば、その頃は伊万里の価格が天井をつけていた時期と重なるのでした。
…そんな訳で、昨年ようやく三田青磁の小皿を入手していたのですが、青磁釉が厚く掛かっているため、その図柄がにハッキリしませんでした。まぁ、‥鳥、鹿‥は判別できるのですが、あとの一頭が‥?‥で、多分、メガネ猿だなと考えていたのです。
…で、先日、老松町の骨董屋さんで同じ図柄の長皿を見つけ購入。ようやく‥どうも猫科の動物らしい‥、という結論に落ちつきました。小皿の図柄だけ見ていたイメージだけでは、わからないものですね。
しかし、この三田青磁という焼き物、幕末の出来とはいうものの、中国の青磁よろしく青磁釉が厚くて、結構、良く出来ているなぁ…という印象を持ちました。 でも、食器としての使い勝手は悪いかな。
…そんな三田青磁ですが、最近では三田屋という焼き肉チェーンが、大正で途絶えていたのを備品として復刻したらしく、それらが、またまた骨董市に出回っていると聞くと、何だかなぁ…という気分になってしまいますが、出来が綺麗なのと高台周りが違うので判別できるそうです。