四天王寺さんの骨董市で見つけた色絵の小皿であります。
お買い得品というか、均一のコーナーに有ったものなのですが、普段は染付けばかり買っているので、単純に「キレイなぁ・・・」と思って手に取ったのでした。
残念ながら「均一コーナー」にあるだけあって、ご覧のような使用痕が目立つのでした。
「面白い皿やねぇ・・・」何てその場にいた女性と話していたので、「買いますか?」・・・と、その女性に尋ねると「ふぅぅん・・・」というため息に似た言葉を残して立ち去りました。
・・・なので、私めが購入する事となりましたが、状態を確認するのも邪魔くさかったので、全部(7枚)買ってしまいました。
裏面の染付けの銘を見ると「文斎」と読めます。
WEBで検索すると、最初に大阪天満で作陶してから京都へ出、窯を築いた小川文斎であることが分かりました。
・・・なるほど、京焼の流れを汲むので「こじゃれてる」訳だ。
でもねぇ。・・・なんだか「書き銘」が違う。
・・・何ていうか、京焼の陶家なので代々継承されているので、書き銘が違うのか?
はたまた・・・「文斎工房」の製作という事なのでしょうか?
・・・なんて疑問を呈しましたが、冷静に考えれば、やはり、一般食器な小皿なので後者・・・つまり、工房作という可能性が高いですね。
最初は、気楽に羊羹でもいただく器として使っても面白いかな?・・・なんて思っていたのですが、現在、本当に気楽に使うお皿として使用しています。
もちろん、5枚だけ残して・・・。
小川文斎色絵小皿・・・径154×高台径82mm