ここ最近立ち寄るようになったリサイクル屋さんで、ひさしぶりに「統制陶磁器・・・右のモノ・・・」を見つけたので購入しました。
「統制陶磁器」というのは戦時中の資源確保のために行われたようですが、それは占領下の昭和28年頃まで続いたとされています。
製品もご覧のような感じのモノが多く、本来の染付けとは違い、ステンシルよろしくスプレーで吹き付けたような簡素な仕上がりとなっています。
ちなみに、左の薔薇の湯のみは、「岐479」の中に紛れていたものなのですが、ひょっとして同時代のモノではないかしら・・・と並べてみました。
裏面・・・「岐479」と記されています。
今回の統制陶磁器の湯のみは、5客揃っていたのでデッドストックだったのかも分かりませんが、おそらく費用面から、図柄の少なく生産し相当数が普及したのではないでしょうか?
こちら、左の湯飲みの裏面。「美濃窯製」もしくは、「美濃巽製」と読むのでしょうか?
いずれにせよ、美濃製なのですから、「岐479」とは同じ産地ということになりますね。
「岐479」薔薇文湯のみ・・・径73×高54×底径31mm
美濃製の薔薇文湯のみ・・・径74×高53×底径33mm