こちらも先月の四天王寺さん購入した朝日焼の猪口であります。
ジャンクな印判の湯飲みを買い、支払いをする段になって「あっ、こんなの有る!」と手に取りましたが、何やら「酒器」に使用できる大きさと形!・・・躊躇なく買ってしまいました。
宇治にある朝日焼ですが、何気に京風な印象がする猪口でして、書いてある字句は断片的にしか判らないものの、「豊公」という書き出しから適当に推測してみましたら・・・宇治橋付近で豊公さんにお茶をお出ししましたが、その折の井戸の釣瓶をもととした猪口を作りました。・・・的なことじゃないかしら。
・・・曖昧だけどOK?
・・・で、裏面(表かも)には宇治橋(推定)が描かれています。
底面には「朝日」の印銘あがありますが「時代」は不明。
・・・多分、刻印の字形で時代が分かるのでしょうが、あまり興味なし。おそらく明治から大正にかけてのモノと勝手に推測しております。
現代の清水焼とは違い、ちょっと昔の京焼系の焼物って、たまに手に取るとやはり瀟洒な印象がして持ち帰りたくなるのであります。
でも、粟田系の柔らかな土味は、見た目はきれいでも水に漬けたりすると「正体」を現す。
いろんなモノ(不純物)が器の表面に出てきて台無しになる経験多数。
・・・なので、今回の朝日焼も心配ですが、当分の間は掌で転がすだけにしておきましょう。
何せ、盃に使えそうとみれば大体が持ち帰りとなるので、当分、順番が回ってこないのでありました。・・・とりあえず、買った酒器は試してみるので・・・。ただ、このところ失敗も多いのですがね。(泣)
朝日焼釣瓶型宇治橋絵猪口・・・径65-6×高66×底面51mm