先月の四天王寺さんで最後に購入した伊万里の猪口であります。
母親の葬儀などもあり、予算的にはタイトなので、骨董市は「どうかなぁ・・・」なんて気分でいたのですが、とある業者さんに分割で取り置きしてもらっているモノがあるので、その支払いのために出かけることにしたのでした。
・・・業者さんは「都合の良い時でいいよ」・・・と、言ってもらってはいるのですが、まぁ、払えるうちに払っておこう・・・何が起こるか判らないし・・・みたいな感じでした。
・・・でも、この日の体調は最悪で、大きなトラブルに見舞われましたが、「やっぱり日本て良いな・・・」的な事があり、奇跡的に乗り切ることができました。
・・・で、本題。
前述のように帰り際に買ったこの猪口なのですが、清朝の青華八角杯と最後まで悩むことになりました。
・・・だって、杯としては八角の方が滑らなくて飲みやすいなぁ・・・と思ったのでした。
それに・・・伊万里の方は、猪口の形は気に入っているものの、染付けが「ぼやっと」して滲んでいるので何が描いてあるのか判り難いという難点がありました。・・・まぁ、描かれているのは松なのですがね。
・・・しかし、この「ぺんぺん草」みたいなのは何みたいな?
「松」に対してのサイズ感が・・・何か変。(まぁ、全体としてのバランスは良いけどね。)
高台はこんな感じ。
業者さんいわく・・・「これで絵がハッキリしてたら藍九谷なんやけどなぁ・・・」だって。
私に買えるのは、いつも絵付けがボヤっとした伊万里ばかりでご免なさいな気持ち。
実際に使ってみたら・・・ちょっと口当りが薄い感覚がして・・・常用は難しいかも。・・・なので、気分転換の杯となりそうです。
ぼちぼち断舎利を試みよう・・・なんて思っているのですが、酒器だけはついつい手にとってしまう。・・・困ったものです。(笑)
伊万里染付け松に草文猪口・・・径70×高50×高台径37mm