2月、3月と骨董市を覗くことができたので、今月も伊万里をアップすることができました。・・・とはいえ、今回の徳利は、店主いわく、「そんなに珍しいモノではない」・・・そうで、俗に「パイナップル文」と呼ばれる図柄だそうである。
しかし、さすがに「パイナップル」は拙いと思った小生、・・・いろいろご指摘も有りましょうが、表題のように「岩に草文」とした次第です。
この日は、ブログ記事にした
「日本橋ストリート・フェスタ」を見に行く・・・というのが第一目標であったので、骨董を品定めする余裕が時間的になく、最後の最後に購入したのが今回の徳利なのでありました。
徳利って、気分的には「白磁」のほうが好いと思うのだけれど・・・白磁はなし!。
・・・で、どうしようかと迷っていたら・・・「白磁よりもコッチのほうが高いんだよ!」という店主の一言で持ち帰ることになりました。・・・(まぁ、徳利としては小さなサイズなので邪魔にはならずに済みました。)
高台はこんな感じ・・・そっけないものだが、裏面から見ると白磁に見えなくもないなぁ・・・。(笑)
こうした雑器っぽい伊万里の徳利を購入したのは初めてなのですが、掌中で転がす分には申し分ない印象で、ころころ転がすと気持ちよい。
よくよく見れば、「ちょっとウルサイかなぁ・・・」と感じた染付けの図柄も・・・「のびのび描かれている」みたいで好印象。・・・昔の骨董好きの親父が器を「なでなでする」感覚が何となく分かったようで・・・その点は、自分も年を取ったのかなぁ・・・と、ちょっと凹む。
伊万里初心者の小生にとっては、いつになっても「良いもの」には手が届かないのだけれど、この2ヶ月は何気に「コスパ」は良い感じがする。・・・まぁ、単に「予算がない」割りには健闘しているって事ですけど・・・もう少し続いてくれると嬉しい・・・。
・・・なんて、すっかり安心しきっているのでありますが、今回の徳利って本当に「伊万里」でよいのですよね?・・・まさか、「砥部」って事はないのでしょうか?・・・なんて、何時もながらに疑念の種が尽きない・・・小心者の私なのでした。
伊万里染付岩に草文徳利・・・高195mm