昔から、小泉今日子の写真パネルが何冊かのアルバムの間に挟んで有ったのですが、特に気に留める事も無く今日に至ったのでした。
・・・で、昨今の「海女ちゃん」ブーム。どのようないわくのある写真なのかを調べることにしました。
なお、今回アップする画像は1枚なのですが、実はもう1枚存在していて、残念ながらそちらの表面には
「第22回ギャラクシー賞受賞」というメモが貼られているのでした。
なので、そのギャラクシー賞なるものから検索した結果は・・・どうも小泉今日子さんが受賞したわけではなく、隣に写っている津川雅彦氏に関する賞であるようでした。
詳細に確認すると、津川雅彦氏は「女の一生」(ABC)、「生きていく私」(MBS)の演技によって第22回のギャラクシー賞にて「特別賞」を受賞している事が判りましたが、このうち小泉今日子さんが出演しているのは「女の一生」のほうでした。
・・・つまり、
この写真は「女の一生」の一場面だということになります。
「女の一生」は、遠藤周作の原作で、江戸幕府のキリシタン弾圧政策の影響を受けて人生を大きく狂わせる片田舎の少女の苦悩を描いたものですから、主役は小泉今日子さんだったのでしょうか?・・・この点は1984年の制作とあって詳しくは判りません。
ちなみにギャラクシー賞というのは、放送批評懇談会が1963年に創設した賞で、日本の放送文化に貢献した・・・優秀な番組、個人、団体に贈られるとされ、現在では「TV」「ラジオ」「CM」「報道活動」の分野があるようです。
結論・・・ABC制作「女の一生」の番宣用のパネル写真で間違いなし。どうやら母親が津川氏の関係者から入手したのでしょう。
「女の一生」パネル・・・222×315mm(イメージサイズ)