なんとなく瓢箪ずくしでめでたいかなぁ・・・と、年末から松の内くらいまでを目途として当ブログのアバターがわりに使用していた清水焼の器であります。
何ていうか、いつものフリマで「ちょっと綺麗かな?」みたいな感じでドサクサ紛れに購入したモノだから、何に使うのとかは特に考えていた訳ではないのですが、茶道での金平糖入れ(振り出し)に利用できるかもしれない・・・なんて、つい考えてしまうのですが、やはり、単純に考えれば一輪挿しという事になりますか・・・。
でも、見た目、型で量産された感じの焼き物なのですが、これって一応清水焼なので、轆轤を使ったハンドメイドで成形されているのでした。(もっとも、無名の工房のようですが・・・)
明治以前の京焼ならばともかく、最近の清水焼と称した焼き物は、とかく瀟洒なだけという印象しかなく(コレもそうですが・・・)、近頃、あまり手に取った記憶がないのであります。また、京焼時代の作家といえば、全国的に名のと通った人が数多いたのですが、清水焼となってからは「茶道具」を生業としている工房作家さんが多いように感じるのです。
やはり、「公害」が問題になった70年代に清水坂の登り窯が廃止となって以降、標準化された作品ばかりが目立つように思われます。もちろん個人的な意見なのですが・・・。
・・・とはいえ、食器としての清水焼は一流ですから、私一人がチャチャを入れても問題ありますまい。
清水焼昇峰瓢形の器・・・高さ100ミリ