何にもブログねたが思いつかないので、禁じ手ですが「国際写真タイムス」なる大正時代のグラフ紙から画像をアップする事にしました。ただ、元の持ち主が何冊もの「国際写真タイムス」の記事の中から好みのものを選んで綴じ込んでいる状態での入手でしたので、表紙は付属しているのですが冊子としての状態が悪く、「古書」としての評価はできない代物であります。…で、今回は、それの皇室関係をアップすることにしました。
銀婚奉祝号の見開き?
↑銀婚御盛儀の日、寿祝ぐ歓喜の声…若葉薫る大内山に大正14年5月10日、天皇皇后両陛下には目出度く銀婚の御盛儀を行はせられた。
大体、このグラフ紙を購入するきっかけとなったのは、「大正天皇」の肖像が有ったからなのですが、簡単にいえば、大正天皇のご尊顔って知らないなぁ…というものでした。
↑馬上の大正天皇。画像を簡単に検索しましたが余り見かけない図みたいです。
↑大正4年の御真影とあり、右は貞明皇后さま。(よく見られる図です)
大正天皇の時代は1912年7月30日~1926年12月25日までと短いのですが、明治天皇の第三皇子だからでしょうか、明治憲法下における「天皇」の役割が重すぎたために精神的なバランスを崩したとされています。
蛇足ですが、骨董の世界でも、明治期の息の詰まるような超絶技巧的な作品から、大正期にはアール・デコ様式の洗礼を受けたせいか、この時代のモノは外国からは余り評価されていないとの事でした。個人的には、大正時代自体が短かったために「様式」とか「大正らしさ」が工芸的に表現できなかった事が大きいと思うのですが、確かに大正時代のモノって何?と問えば、「大正グラス」くらいしか思い浮かばないのも確かです。
おまけ…↓有名な明治天皇の御真影です。
それにしても、何かブロクねたは無いもんかなぁ…。こんな事では、次回も「国際写真タイムス」からの禁じ手を使うことになってしまうぞ!と自問しても答えが見つからないのでありました。何せ、日程の関係で10月まで四天王寺さんの骨董市は「お預け」の予定なのでどうしようもないのでありますよ。(泣き)