ちょいと古い話になりますが、先週の11日は、西天満の画廊までイラスト画の代金の支払い(分割です。)に出向いたのですが、その帰途、老松町の骨董屋さんに立ち寄る予定にしていたのでした。
その骨董屋さんには、事前に「11日は祝日だけど開いてる?」と電話したところ、「市の帰りになるから午後三時ごろになるよ…」というふうに確認していたのですが、実際、その骨董屋さんに出かけたら閉店していたのでした。…なので、まだ市からの帰り道かしらん?と店主の携帯に電話すると「祭日だから休み!」とあれれの返事でした。 仕方ないなぁ…と諦めかけていたら、店主の二の句が「大阪天満宮で骨董市やってるよ!」というものでした。
まぁ、その日は祝日とあって、老松町の骨董屋さんも付近の画廊もほとんどが閉店していたので行く当てもなし、この際、骨董屋さんの言うとおりに大阪天満宮へ立ち寄ってみようと思い、南森町方面へ足をむけたのでした。しかし、時刻は既に午後4時を回っていたので殆んどの業者さんは閉店準備に大忙し。そんな中、一軒だけ店じまいに及んでいない店舗があったので、一応覗いてみたところ、(色目から)鹿背山らしき銅板転写の皿を発見し手に取ってみたところ、店主が「もう終わりやからまけとくよ!」と言うので、まぁ、お安いし買ってもよいかと思い購入したのでした。
そうしていると、支払いの際にも帆立形の皿を見つけたので手に取ると、店主いわく、「これは珍しいよ!わしもはじめて見た!」と言って、こちらは小生が返事もしないうちから新聞紙に包み始めたのでした。
なんだか強引だなぁ…と思いましたが、こちらの皿も値ごろ感のある値段設定であったので購入することにしましたが、「玉舟」という裏銘から、恐らく三川内焼きの昭和期のモノなのではないでしょうか?
それにしても強引な親父だ!…と、その時は思ったのですが、帰宅後、冷静に考えてみると、帆立形の皿の場合は、単に業者さんが閉店準備のために新聞紙で包装しだしたのではないか?…なんて考えることもできて、ひょっとして、小生の早とちりで購入する羽目になったのではないか!…なんて、少々後悔をしております。
後悔といえば、鹿背山だと思った銅板転写の皿ですが、以前にアップした「エンジェル図」皿と裏面を比較してみましたら、サイズ的にはOKなものの、どうも高台の切り方が違うなぁ…ということに気づきました。手持ちの銅板からみると、何やら美濃製の可能性が高いです。(泣き)
上=囲碁図皿、下=エンジェル図皿
銅板転写囲碁図皿…径180mm
三川内玉舟松に千鳥図帆立形皿…153×164mm
蛇足…2月11日は雪が積もったのですが、都心では見かけなくなったとされている雀の元気な姿?がみられました。