この所、「反日デモ」ばかりに眼が行っていたのだが、久し振りに「Irregular Expression」というブログで
朝日新聞関連の記事を目にする事ができた。この記事によると、「NHK番組『改変』問題を考える!」と題された緊急集会が17日に札幌で行われたが、その中で、制作に携わった元番組制作会社ディレクターで、映像ジャーナリストの坂上香さん(京都文教大助教授)は「政治家の介入があったとされる前から、NHK幹部による改変の指示があった」と証言していたそうである。これで少しは「朝日新聞虚偽報道問題」が進展するのだろうか?・・・そう言えば、一連の朝日新聞の態度と「反日デモ」での中国政府の対応は似通っているなぁ・・・
坂上香さんの証言についての詳細は「Irregular Expression」さんの記事をご覧頂くとして、このような証言が、NHKの番組改変問題のキーマンとしてその裁判にも深く関っている人物から出たことは、さらに朝日新聞を追い詰める事になる考えられるが、現実問題として、中国や韓国の「広報」としての立場を貫く朝日新聞に「真の報道機関」としての意識があるかどうかは疑問である。
「反日デモ」の原因を日本側に押し付けるという中国政府の態度に日本国民は憤っているが、中国のこうした態度と、朝日新聞が行った「NHK番組改変」記事における「虚偽報道」での対応は「謝罪しない」という点で一致しているが、実は、その経過まで酷似している点があるようだ・・・
★ 中国の態度は、日本の度重なる「謝罪要求」に対して、台湾問題や東シナ海のガス田を持ち出して「重大な事態に発展する」可能性を示唆して「恫喝」していますが、一方、朝日新聞も問題を追及するNHKに対し「訴訟」を検討すると「恫喝」しました。
★ 「反日デモ」の暴徒化は「反日感情」に原因があるが、それを中国は「過去の歴史認識」の問題であると責任問題をすり替えた。一方、朝日新聞も「番組改編問題」を何時の間にか「NHKと政治家の距離」の問題であるように問題点をすり替えようとした。
★「反日感情」の原因は「愛国(反日)教育」にあるが、洗脳された若者に「事実」を告げる事は、中国共産党の崩壊を促す事に繋がることから出来ない。一方、朝日新聞にも靖国問題や教科書問題などで中韓に外交カードを提供してきたという事実から、「番組改変問題」で「捏造」を謝罪する事は出来ないのだ。また、朝日新聞は、所謂「慰安婦問題」でも「強制連行」されたとし、事実と異なる報道をして記事を捏造している。この件に対しても訂正及び謝罪を拒否しているが、記事を訂正することは、これらの過去の捏造事実を肯定する事となり、さらなる「読者の信頼」を失い、国民の批判をあびることになるから出来ないのだ。
中国政府でさえ、諸外国の「国際ルール違反」の指摘によるイメージダウンの悪化には苦慮しています。記事の事実関係についての間違いを認めず、「取材の積み重ねをもとに報じた根拠あるもの」とか「関係者に取材した結果を正確に報じたもの」であるとの発言を繰り返すに止まり、報道機関としての自覚の無い朝日新聞に対しては、国民の厳しい「監視の眼」が必要でしょう。
私には、真摯な国民の批判にさえ耳を貸さない朝日新聞の態度からは、「報道の自由」を隠れ蓑とし、その権力化した既得権を手放したくないという「企業エゴ」しか見えてきません。国民の信頼を取り戻すには、一連の「捏造」問題での過ちを認め、国民や関係者に謝罪するしかないでしょう。
かって、北朝鮮による「拉致被害者」問題を契機として、社民党や共産党は、選挙において議席を失いましたが、それは国民による批判でありペナルティーなのです。現在のところ、朝日新聞は何らのペナルティーを受けてはいませんが、一連の「捏造」問題での国民からの批判に対して無視を続けるならば、やがて何らかのペナルティーを科せられる事になるでしょう。また、そうでなければ、真の「報道の自由」を享受できない世の中になってしまうのではないでしょうか。
あとがき
中国と朝日の類似点はもっと有った筈だが、いざ記事を書くとなると忘れてしい、何か企画倒れになってしまった。(汗)