北朝鮮は、アメリカのメディアに対し「核兵器製造目的」のため、寧辺にある核実験炉を停止したと発表した。この発言が事実とすれば、実験炉を停止してプルトニウム抽出のための核燃料棒を取り出す作業に移る事を意味する。
アメリカは従来から、問題解決には北朝鮮が6カ国会議の席に着くことが必要であるとしてきたが、今回の発表の真意が単なる「脅し」であるかなどを検討中で、もし、観測機により「クリプトン85」などの物質的な証拠が見つかった場合には、北朝鮮の核問題を国連の安保理に付託する可能性も出てきた。なお、実験炉の停止の事実は4月7日の監視衛星による画像で確認されている。