あ~あ、今月も四天王寺さんの骨董市へは行けませんでした。
大体、母親が在宅していると徘徊しないかなぁ…なんて考えるだけで「楽しみも半分」なので、こうした月は骨董市をお休みすることにしています。(…という事は、来月もお休みだ!)
…で、何気にブログねたを探しにフリマなどに出かける事が多くなるのですが、今回もそうしたフリマで見つけた器であります。
この器、ぱっと見は今時のモノとて面白くは無いのですが、裏面に「贈 大阪市長 中井光次」とありました。まぁ、大阪市以外の方ならば「何それ」とか「それで…」なんて感想になると思うのですが、大阪市民たる小生にとっては「中井光次って誰?」という事になりました。そうです…小生、中井光次なる市長を知りませぬ。
…という事で中井光次なる人物を図書館で調べてみると、、戦後すぐの昭和20年9月8日~翌年の12月13日までを10代大阪市長として在任。また、12代市長としても昭和26年4月25日~昭和38年(1963)3月23日まで在職していた事が判りました。 …なので、必然的にこの器もその在任期間中のものだと判りますが、恐らく12代在任中の最後のほうで支援者に贈られた器ではないかと推測されます。
それにしても、当時はこんなシンプルな器でも喜ばれたのでしょうかねぇ…、それとも現在同様に「使えない粗品」感覚で配られたのでしょうか?…まぁ、それでもこの器を見ていると、60年代のレトロ感は少々感じられる気がしました。因みに、持ち手の金属部分は取り外し出来るようになっているので、洋風な皿としても使用可能になっています。