このところ、どうも母親の状態が不安定なので、相変わらず骨董市なんかには行けてはいませんが、そこは何と言うか探せばあるもので、以前に老松町で買った瀬戸の牡丹紋八角小皿(9.5×9.0)をアップしちゃいます。
私が古陶磁や骨董なんかに興味を持った頃は、そうしたものがブームであったのか古伊万里なんて高くて買えませんでしたし、当時やっていたヤフオクなんて贋物が横行して危ないったらありゃしない状態なのでした。そんな中、比較的安価で手に入ったのが瀬戸の型ものの小皿なのでした。
基本的に明治出来の瀬戸の型ものというと、磁質が悪くて実用にはむかんなぁ…という感じなのですが、今回の牡丹紋の小皿もサイズ的には使えんなぁ…ということになります。ただ、八角というのは余り見ない形だし、材質的にもしっかりしているなぁ…とういことで購入しましたが、値段的には平凡な瀬戸型もの皿と同じくらいで購入できました。(昔買ったつまらない小皿たちの値段を思うと買いやすくなったものだ!)
例えば、昔買った福良雀、蔦紋、龍+縁起物という、瀬戸型もの小皿と思しきものたちは、何やら造りがチャチい(欠けやすいイメージ)のでありますが、この八角小皿は、これらに比べるとしっかりしている印象があります。骨董店の店主曰く、「瀬戸は上手な工房のものもあるからピンきり」とのことでして、思い返せば、確かに瀬戸は製品の幅が広く、型もの小皿などはほとんどが明治出来なので、新興の窯元があったりして、その製品にも差が出るのでしょうかね?