あーあ、四天王寺さんに続いて週末に開催された老松骨董祭にも不参加となりました。…そんな訳で、この所、骨董と名のつくものは購入しておりませぬ。 …で、今回もいつものリサイクル屋さんで見つけたものでお茶を濁してみようと思います。
この「MEITO」なるメーカーのカップ、骨董市では比較的よく見かけるのですが、なぜかカップ&ソーサーという具合に見つけることは少ないように感じていました。
実際に購入して気づいたのですが、受け皿に窪みが無く、完全な「皿」になっているので、どうやら骨董市などではカップと受け皿が分売されたのではないか?…と思い至りました。そう言えば、小生も購入時に「カップの受け皿ないの?」と店員さんに確認したのでありました。 店員さんいわく、「箱にはこの組み合わせであったけど…」
さて、この「MEITO」なるメーカーですが、比較的、関西では馴染みがないように思います。ネットで検索すると、どうも名古屋製陶のことでは?と思えるのと、戦後に鳴海製陶と名古屋製陶とに分かれたらしいという位しか判りませんでした。多分、まだ存在している会社だと思うけど…(まぁ、深くは考えないでおこう)
昭和レトロと題した割には、カップのシェイプと受け皿のプリント具合から「1970年代」だとは思うのですが、前述のように詳しくは判りません。まぁ、ヤフオクに出品されている「MEITO」のカップをみると、戦前の古いものを除けば、今回と同手の「マーク」の商品などはセットで3千円程度の値が付いていました。やはり、オールド・ノリタケなどのようにアンティークとして認識されていないのでこんなものなのでしょうね。
ただ、個人的にはピンク色のカップを見つけたときには「?」な感覚でして、面白いものではなかろうかと直感したのでありました。まぁ、割合と薄手の造りなので現代では実用的とは感じないのですが、確かに記憶にあるような(時代性のある)カップのシェイプではありました。